みなさんこんにちは。
aloha川越です。
おそらくは作業(お仕事)のイメージが強い当事業所ですが、全然作業だけなどということは無く、メンバー様のPC学習なども奨励しているんです😎
つい最近も、今までお仕事だけされていたメンバー様から「パソコンを教えて下さい」という言葉を聞きました。
晩夏から秋に向けて皆さんの学習意欲が高まってきているのかなと感じます😌
さて、今日も一人のメンバー様がPCを開き、履歴書作成のためにExcelを編集していました♪
今日ではハローワークなどから履歴書作成用のExcelブックが気軽に入手できるようになっていますね👏
順調に内容を入力していくメンバー様。
ふと、あるポイントで手が止まり、少し悩まれたあとに質問を頂きました。
その質問の内容は「セル内改行の方法」でした。
ふむ、セル内改行はもしかしたら誰でも一番最初につまずくポイントかもしれません🤔
今回使った履歴書フォーマットでは、「志望動機」欄が大きな結合セルになっていました。
この場合、セル内の下のスペースに文章を続けて書こうとしても、通常のEnterキーを押してしまうと改行はせず次のセルまで行ってしまい、どうにも上手く行きません。。
そこで、一つのセルの中に改行した文字列を入れたい場合はAlt+Enterキーを押すことになります。
今回のメンバー様もAlt+Enterを覚えることで第一の躓きポイントを攻略することができました🎊
これだけと言ってしまえばこれだけのことなのですが、、どうしてもお話したかったことがあるのです。
Excelのプログラム言語であるVBAではvbCrLfなどと入力すると改行コードを挿入することができます(あくまで一例です)。
ふぅ~ん😑って感じですよね。
でも考えてみて下さい。そもそも、このvbCrLfって一体何なんでしょう?
これはですね、実はPCが生み出されるよりずっと前のある物から取られた名前なのです。
ある物、、
これ、何かお分かりになりますか?
これはワープロの前身にあたるアナログ機械、タイプライターというものです。
ちなみにこれは筆者の私物で、1917年製造のCORONA社製のType3というモデルです。*念のために申し上げておきますが、筆者が自分の希少なコレクションを見せびらかしたいがために、わざわざこじつけでこのブログを執筆した訳ではないのであります。
この時代のタイプライターは文字を一文字入力する度に、用紙自体が一文字分左にスライドしていく仕組みになっていました。
相対的に文字が右に入力されていくということですね。
この、用紙を保持している部分のことをキャリッジと言います。
つまり、文字を入力するとキャリッジが左にずれていくことになります。
改行するためには、まずこのように
キャリッジを手動で(!)右に戻します。
そして次の行に進めるために、ローラーを回して用紙を一行分上にずらします。
人々はかつて、タイプライターにおけるこの一連の動作をそれぞれキャリッジ・リターンとライン・フィードと呼んでいました。
これらの言葉を略して、現在の改行コードを表すCRやLF、あるいはCRLFになったのでした。
以上、Excelの改行にまつわる深~いお話でした。めでたしめでたし🎍
ちなみにキーボードのShiftキー(写真ではCAPキー)もタイプライター由来です。このキーを押すとキャリッジそのものが上に浮き上がり(shift)ます。
End Sub✋